ケアルーム便りNo.64を追加しました

ケアルーム便りNo.64

笑えるね！編

　Aさんを訪問した時のこと。認知症、糖尿病もあり、週に1回インシュリン製剤を注射する。冷蔵庫から日付が書いてある製剤を出してもらい、Aさんと居間へ。

体温、血圧測定などなど終え、さぁ、注射をと思いきや注射製剤が無い。確かに、このちゃぶ台の上に置いた、何故。『ここにおいた注射が無い』と私、『渡したよね』とAさん。『確かに』と、2人で、台所と居間を右往左往しながら『おかしいなぁ』と探すも見つからず。Aさんは、『私がパッパラパーだからさ！ごめんね』と『いえいえ、怪しいのは、私よごめんなさい』、『いや、パッパラパーの私が・』と、まぁ妙な庇い合いと譲り合いのなか、松前漬けパックの下になんか見たことあるものが、、『あったあったAさん』となり2人で安堵したのも束の間。『何でここに？』とAさん。『はて？何でかなぁ』と、2人で全く覚えていない。お互いぷっと吹き出して『まっ、いいかな』と。無事に注射をしたよ。そして、訪問が終わる頃に松前漬けの賞味期限を一緒に確認したことを思いだした。するとAさんは『あなたじゃないわよ！きっと私が置いたのよ』と、何処までも私を庇って下さった。終わり良ければ全て良しよかよかね。笑劇場のような訪問看護のシーン。笑えるなぁ。こんなことあるあるだよねきっと。

ほっこり、笑いのお裾分けです。